ゲスト講師:元金融機関デリバティブ担当Xさん
■金利変動リスクとデリバティブの基礎-不動産投資家
のために分かり易く
彼の経歴を紹介します。
1997年 在学中の英語圏留学を経て国内大学卒業。国内金
融機関に入社。
1999年 国内金融市場部門に勤務。長期・短期金利の先物
取引業務に従事。
2009年 法人の資本戦略・事業戦略に関するコンサルティ
ング業務に従事し現在に至る。
金融市場における短期長期金利の決定プロセスと金融機関
の考え方および金利とヘッジの考え方の基礎を理解して、今
後皆様が不動産投資の短期的・長期的な戦略立案および資金
調達時の金利選択の一助になることを目的に、現職金融マン
の講師が、デリバティブの基礎を分かり易く解説します。
石渡浩著
『学生大家から純資産6億円を築いた私の投資法
借りて増やす技術』
第5章「金利上昇に負けない!純資産を築く不動産投資」で
言及されている「デリバティブ取引で金利上昇リスクをヘッ
ジ」について、その仕組みを金利デリバティブの元ディーラ
ーの講師が説明します。
また、金融機関との取引関係や、物価と家賃・不動産価格
との連動性等、現役金融マンならではの話もいたします。
講演目次:
・ 市場金利の決まり方
・ 変動金利を固定化するためのスワップの仕組み 「交換契約」
・ 変動リスクを回避するためのオプションの仕組み 「選択権購入」
・ 金融機関の固定金利の仕組み
・ まとめに代えて
ゲスト講師:石田 純さん
■サラリーマンでもできた!中小企業/個人事業主として
信用保証協会付き融資とプロパー事業資金融資を受けた方法
彼の経歴を紹介します。
1997年、青山学院大学大学院理工学研究科物理学専攻を修了
後、外資系コンピュータ会社に入社し、現在に至るまで転職
7回8社目に勤務 する現役サラリーマン。
2007年、オリックス銀行から融資を受け、事業規模アパート
1棟12戸を購入し、個人事業で不動産貸付業を開始。
2009年、スルガ銀行から2棟目のアパートを購入するが、本件
限りで今後融資不可と通知される。
2010年、地元の信用組合から、事業性プロパー融資として、
マンション1棟購入資金の調達に成功。その他、信用金庫と地
方銀行から信用保証協会付き設備資金(修繕費)融資を各100
万円、計200万円受ける。
2012年、融資ストップと通知されたスルガ銀行から、再度融
資を受けて、4棟目を購入。
サラリーマンに積極的に融資をしているオリックス銀行や
スルガ銀行の不動産投資ローン・アパートローンでは、その
融資方針からいずれ融資額が頭打ちになってしまいます。そ
のような状況下で、石田純さんは、他の金融機関から売買価
格満額に近い事業性融資を受けることができました。彼に詳
しい資料を見せてもらいましたが、これは、アパートローン
ではなく、明らかに事業性融資でした。
私が2009年にブログ・メルマガ開始以来一貫して勧めてい
る事業資金融資については、不動産投資業界で「サラリーマ
ンが個人名義で本当に借りられるのか」という疑問が上がっ
ているようですね。例えば、信用保証協会が保証するのは、
中小企業信用保険法において「中小企業者」と定めてらえて
います。そのため、サラリーマン(給与所得者)が副業や資
産運用として不動産投資をしている場合、「中小企業者」で
はなく「給与所得者」とみなされ、保証や融資を受けられな
いのではないか、ということなのです。
また、プロパーの事業資金融資についても、「石渡は本業
だから受けられるのであって、サラリーマンは貸してもらえ
ないのではないか」という声も寄せられています。そして、
理論上可能であったとしても、サラリーマンがその仕事をし
ながらどのように金融機関を開拓するのか、という問題が残
ります。
しかし、私がメルマガ・ブログ・本・セミナーで発信する
情報に沿って、都市銀行の法人部門から個人事業主として融
資を受けたサラリーマンがメールマガジンを発行して融資の
模様を実況中継しています(
「サラリーマン不動産投資~マ
ンション1棟購入までの道のり~」 http://rem825.blog55.fc2.com/
)。その他、私を信じて行動したら融資を受けられたという
吉報が沢山届いています。その一人が石田さんですが、サラ
リーマン投資家の方々は、サラリーマンゆえ取材を受けたり
セミナーに出演したりできない、という方が多いものです。
そんな中で、私の本に寄稿してくれた石田さんが実例を紹介して下さいます。
サラリーマン向けパッケージローンの上限を超えて融資を
受けるために、サラリーマンでも個人名義で事業性融資を受
ける事が出来るのか、そもそもサラリーマンは事業主とみな
してもらえるのか、事業性融資を受けるときの金融機関が重
視する事項は何か、サラリーマンの限られた時間の中でどう
やって効率的に金融機関にアプローチをするのか、ゲスト講
師の石田さんが、自らの体験に基づくノウハウをお話いたし
ます。